検索エンジンからの除外からペナルティまで?絶対に避けるべきブラックハットSEO

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検索エンジン最適化(SEO)の目的は、検索結果から顧客をサイトに誘導し、購入顧客へと転換することにあります。しかし、検索結果の上位を独占するために、非倫理的あるいは不正な戦略を用いて悪用するケースもあります。このような不正なSEO戦略を「ブラックハットSEO」と呼びます。

ブラックハットSEOは、長期的にはウェブサイトに悪影響を及ぼし、深刻な場合には検索エンジンから除外されたり、ペナルティを受けたりする可能性があります。本日は、なぜブラックハットSEOを避けるべきなのか、また避けるべき手法にはどのようなものがあるのかについて、詳しくご説明します。

ブラックハットSEOとは

ブラックハットSEOの定義

ブラックハットSEOとは、検索エンジンのガイドラインに違反したり、利用者を欺いたりする手法を用いて、ウェブサイトの順位を上げようとする不正なSEO戦略のことです。その名前からもわかるように、いわば「黒い帽子」をかぶった、つまり違法または非倫理的な手段を用いて、検索エンジンの結果ページで上位表示を狙う不正な手法と言えるでしょう。

こうしたブラックハットSEOの世界は、非常に多様で複雑です。キーワード詰め込み、クローキング、リンクファーム、ドアウェイページ、スパムコメントなど、多くの手法が含まれています。ここでは、私たちが絶対に避けるべき代表的なブラックハットSEOの手法について詳しく解説します。

絶対に避けるべきブラックハットSEOの手法

1) キーワード詰め込み

キーワード詰め込みとは、検索エンジンで上位表示されるために、ウェブサイトやウェブページに、関連性のない特定のキーワードや過剰なキーワードを意図的に挿入する手法を指します。これにより、検索エンジンに対してコンテンツのテーマを誤って伝達したり、ユーザーに不自然なコンテンツを提供したりする可能性があります。

「おすすめのピザ」というキーワードを使ったキーワード詰め込みの例をご紹介します。

ブラックハットSEO - キーワード詰め込みの例

このような方法はコンテンツの質を低下させてしまいます。そのため、検索エンジンはそのページを低い順位とみなしたり、検索結果から完全に除外したりする可能性があります。長期的な視点で見れば、ウェブサイトの信頼性や権威までも損なう恐れがあるということです。

もはやキーワードの詰め込みは、Googleの検索結果ページで上位表示されるための有効な手法ではありません。検索エンジンのアルゴリズムがますます高度化していることから、Googleは単にキーワードだけでなく、ユーザーの意図や、キーワードを用いた自然なコンテンツの文脈も重要視するようになっています。

2) ページクローキング

ページクローキングとは、検索エンジンのボットが認識する内容と、ユーザーが実際に目にする内容が全く異なる、相反するコンテンツを表示する手法のことです。この手法を用いると、検索エンジンのボットは、ユーザーが予想していたものとは異なるサイトへリダイレクトされたり、当初検索したテーマとは異なるコンテンツが表示されたりすることがあります。

ページクローキングの仕組み

ページクローキングとは、ウェブサイトが検索エンジンのクローラーやボットを検知すると、本来のコンテンツとは異なるコンテンツを表示する仕組みです。これは、ウェブサイトが検索エンジンに対して自身のコンテンツを誤って表現したり、関連性のないキーワードを多数ターゲットにしたりするために利用されます。

💡ページクローキングの例

例えば、Aというウェブサイトが「ピザ」というキーワードで検索エンジンに表示されたい場合、検索エンジンのクローラーがアクセスした際には「ピザ」に関連するコンテンツを表示し、実際のユーザーがアクセスした際には「スイカ」に関連するコンテンツを表示するように設定できます。こうすることで、Aというウェブサイトは「ピザ」というキーワードで検索結果の上位に表示されるようになりますが、ユーザーは自分が求めている情報とは異なる情報を受け取ることになります。

ページクローキングは、短期間で順位を上げる方法ではありますが、ユーザーからの信頼を失う近道となりかねないため、結局のところウェブサイトに悪影響を及ぼす非倫理的な手法です。Googleはウェブマスター向けガイドラインにおいてページクローキングを禁止しており、これに違反した場合、手動による措置が講じられる可能性があります。

3) リンクファーム

リンクファームとは、ウェブサイトの検索順位を上げるために、人為的に多数の被リンクを作成することを指します。この手法は、ウェブサイトの人気や信頼性を判断する際に用いられる被リンクの数を、人為的に増やすことを目的として行われます。

リンクファームはこれを悪用し、無関係なウェブサイトを作成したり、既存のウェブサイトにターゲットサイトへのリンクを挿入したりする手法で機能します。

💡リンクファームの例

ウェブサイトAが「チキン」というキーワードで検索エンジンに表示されたい場合、B、C、Dといった他のウェブサイトを作成するか、あるいは既存のE、F、Gといったウェブサイトに、ウェブサイトAへのリンクを貼ることができます。こうすることで、ウェブサイトAは「チキン」に関連する被リンクを多く獲得し、検索結果の上位に表示されるようになります。

リンクファームを防止するには、ウェブサイトの開発者や運営者は常に自然な方法で被リンクを獲得する必要があります。また、ウェブサイトの被リンクプロファイルを確認したり、Google Search Consoleなどのツールを使用して被リンクの状態を監視したりすることもできます。もしウェブサイトがリンクファームを行っていると思われる場合は、検索エンジンに報告することができます。

4) ドアウェイページ(Doorway Pages)

ドアウェイページとは、検索エンジンには別のコンテンツを表示し、ユーザーを別のページにリダイレクトするウェブページのことです。このページは通常、サイトの他の部分とは関連性がなく、ユーザーを素早く別のページにリダイレクトすることを目的として使用されます。

💡ランディングページの特徴

  • 多数の類似ページが作成されたり、自動化された方法で作成されたりしている。
  • ページにはコンテンツの量が少ないか重複したコンテンツが含まれています。
  • このページにはリンクが多すぎるかあるいは無関係なリンクが含まれている。
  • ページにはリダイレクトコードやクリックするとリダイレクトされるボタンがある。

ランディングページはマーケティング目的で使用されますが、ユーザーに有益な情報を提供することを目的としています。一方、ドアウェイページはユーザーの体験を考慮せず、検索エンジンの順位向上のみを目的としています。したがって、ドアウェイページもまた、検索エンジン最適化を阻害する要因となります。

5) スパムコメント

スパムコメントとは、ウェブサイトやブログのコメント欄に、自身のウェブサイトや商品を宣伝したり、被リンクを獲得したりする目的で、無関係なコメントを残す行為を指します。

SEOスパムコメントは、ウェブサイトやブログのコメント欄に、自動化されたプログラムや人間が一定のパターンでコメントを投稿する仕組みで機能します。

💡スパムコメントの例

ウェブサイトAが「ヘッドセット」というキーワードで検索エンジンに表示されたい場合、全く関係のないブログBの記事に、「ヘッドセットを買うか迷っているなら、ウェブサイトAへどうぞ。 Aというウェブサイトは最高のヘッドセットを提供しています。」といったコメントを残すことができます。こうすることで、Aというウェブサイトは「ヘッドセット」に関連するバックリンクを獲得し、検索結果の上位に表示されるようになるのです。

SEOスパムコメントを防ぐためには、ウェブサイトやブログの開発者や運営者は、常に自然な方法で被リンクを獲得する必要があります。

ブラックハットSEOを避けるべき理由

ブラックハットSEOは短期的な成功のために利用されることもありますが、検索エンジンのアルゴリズムは絶えず更新されており、こうした非倫理的な行為を検知してペナルティを科しています。長期的には自社のウェブサイトに非常に深刻な悪影響を及ぼす可能性があるため、ブラックハットSEO戦略は避けるべきです。

こうしたブラックハットSEOの世界は、非常に多様で複雑です。キーワード詰め込み、クローキング、リンクファーム、ドアウェイページ、スパムコメントなど、多くの手法が含まれています。ここでは、私たちが絶対に避けるべき代表的なブラックハットSEOの手法について詳しく解説します。

ブラックハットSEOを通報する方法

1) Googleによる直接措置に関する報告書

ブラックハットSEO - Googleによる直接的な措置に関するレポート

Googleでは、サイトのページがGoogleのスパムポリシーに準拠していないとGoogleの審査員が判断した場合、当該サイトに対して直接的な措置を講じます。こうした直接的な措置の多くは、Googleの検索インデックスを操作しようとする試み、すなわちブラックハットSEOのさまざまな要素に対処するものです。報告された問題のほとんどは、ページやサイトの順位を下げたり、検索結果から除外したりする原因となりますが、ユーザーには視覚的には表示されません。

2)Googleのスパム報告ページ

ブラックハットSEO - Googleへのスパム報告

また、Googleのスパム報告ページに直接アクセスして報告することも可能です。報告の際は、該当するウェブサイトのURLと、ブラックハットSEOの具体的な手法を明記する必要があります。ただし、すべての報告に対して必ずしも措置が講じられるわけではなく、検索エンジンの内部基準に基づいて判断されます。

ブラックハットSEOは、短期的な成果を得るために利用されることもありますが、検索エンジンのアルゴリズムは絶えず更新されているため、こうした非倫理的な行為に対しては即座にペナルティが課されます。 最悪の場合、検索結果から除外される可能性もあるため、潜在顧客の流入が「0」になってしまうかもしれません…。ウェブサイトが持続的かつ健全に成功するためには、ホワイトハットSEO戦略が不可欠です。では、ホワイトハットSEO戦略とは一体何でしょうか?次の記事でお会いしましょう!

*出典

Googleウェブ検索のスパムに関するポリシー
https://developers.google.com/search/docs/essentials/spam-policies?hl=ko

エレファント・カンパニー

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